小学生か中学生の頃、母に「誰に入れたの?」と尋ねたことがあったのだが、「そんなことは人に教えるものではない!」とひどく怒られてしまった。友達は「うちの親は〇〇に入れたって」などと話していたし、それならテレビの予想はどうやってしているのかと思ったが、怖くて突っ込めなかった。
後に、これは母が憲法15条で保障されている「投票の秘密」を、選挙人が「守らなければならない」ものと解釈していたんだろうなぁ…、と思った。
しかし、もっと単純な話だったかもしれない。父との間で、または田舎のコミュニティの中で、特定の候補者に投票する合意があって、それに反したことを知られたらまずいとか。
今は、選挙が近づく度に夫が「入れたい候補者がいない」と騒ぎ出します。求める政策と一致してなくても、戦略的投票とか色々手段はあるよ、とか最初は言ってたんですが、最近はこれも言いたいだけなんだなぁとわかってきました。