低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

12kgを抱えて歩く生活

長男(2歳)を抱っこして歩いていたら、すれ違った年配の女性に「歩かせないの? 歩かせなさいよ」と言われて「歩いてくれるなら歩かせますよ(棒)」と答えつつ通り過ぎました。まぁ、よくある話です。長男はかなり歩けるようになりましたが、「単なる移動は面白くない」とでも思っているのか、道路に立たせると抱っこを要求してくることが多いです。公園や幼稚園の園庭に着くと、もぞもぞと自ら降りて、走り出します。

同じ幼稚園のママさんからは「ベビーカー使わないの? 」と尋ねられることがあります。ベビーカーはお下がりで頂いたものを、所持してはいます。滅多に使わないのは、アパートの階段を上る時に面倒だからです。乗ってる子が眠ってたら、乗せたまま持ち上げなきゃならないし。頂いた頃は1階に住んでいたので、頻繁に使っていました。

ベビーカーの便利さも不便さも理解しているつもりです。持ち上げる必要がある場合の他、畳まなければいけない状況になった場合にも、却って荷物が増えることになるのが嫌なので、遠出の際にもほとんど使いません。

この理由には、夫の思い出話から受けた印象も影響しています。夫が幼稚園の親子遠足で「こどもの国」へ行ったそうです。義母は義弟をベビーカーに乗せて参加し、長い階段では片手で義弟を抱っこして、もう片方の手で畳んだベビーカーを持っていたため、夫は本当は手を繋いでほしかったけど我慢していたという話です。20年くらい前(初めて聞いた時点で)のことをしみじみ語るので、よっぽど寂しかったんだろうと。

前述の、ベビーカーを使わない理由を尋ねるママさん達には「いつも抱っこで、偉いね」「すごいね」とよく言われるのですが(勿論、社交辞令なのは承知の上で)、偉くないですよ〜、すごくないですよ〜(笑)。自分にとっての面倒を回避しているだけのことですから。