低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー対戦 feat.スーパー戦隊」

平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊

先週、1日1回の上映になる前に見てきました。長男を膝の上に乗せての映画鑑賞はこれで最後のはず。これからは入場者特典を奪われないと思うととても嬉しいです(記念品とか大好き)。

昭和ライダーと平成ライダー、勝敗がネット投票で決まり、それによって映画のエンディングが変わるという大々的な宣伝。私は、「映画のエンディング」を結末と捉えて「そんな大事なことを投票で決めるなんて! 」「両パターン撮っておいて、高額でDVD売るんでしょ! 」と憤っていました。そんな訳で、他の映画についての記事で酷いことを書いてしまったりしました。

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公開後間もなく鑑賞されたid:narushima1977さんの記事を読んで、「あー、やっぱそっちか…」と騙された(?)ことに気付きました。

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スーパー戦隊の「VS」シリーズとか、ディケイドから始まった春の「大戦」映画でお馴染みのとおり、騙されていたり操られていたり敵を欺くために敢えて演じていたり、対立の構図は出てくるのですが、ヒーロー達は最後には共闘します。だからエンディングが変わるということは、協力して敵に立ち向かうというのではなく、本当に勝敗を決するためのストーリーなのだろうなと。また、細かい部分ですが両者の間が「VS」や「×」じゃなくて「対」であるということに重要な意味があるのだろうと勝手に思い込んでいました。はい、細かい部分に気をとられて本質を見誤ることがたまにあります。

まさかのたっくんメイン、草加も登場。「仮面ライダー555」ラストシーン、たっくんが目を閉じたところで、私は彼が死んだ(オルフェノクとしての寿命が尽きた)ものと思っていましたが生きていたのですね。漫然と生き続けてしまったと。草加の無念さに思いを馳せてきた10年間という設定には説得力を感じます。草加の姿を目の当たりにして黄泉の国と現世が反転するのも「いいかな」と思って仲間を攻撃するたっくんについて、夫は「そこでブレちゃう? 」と言っていましたが、目の前に現れたらそう思ってしまう気持ちもわかる気がします。

「居場所が掴みやすい平成ライダー」として士の訪問を受けるたっくんと翔太郎でしたが、それについて夫と話したこと。「ヒビキさんもいるんじゃね? 」「修業で山にこもってるかもよ」「弦ちゃんは卒業してるよね」「剣崎は行方不明だけど始はいるはずだよね、年取らないで」「ギャレン出てないけど、嫁は出てるね」「校長と間違えられるよ」「天の道を往く人は何してるんだろうね」…天道が出てきたら、阪東さんと何らかの絡みがあったのでしょうか。弓削智久くんや天野浩成くん、松田賢二さんなど、複数の作品に出演している方が演じるキャラクターだと、このような大集合作品への登場の際には大変だろうなと思います。

一旦トッキュウオーの頭に付いたけど、ガブティラのキョウリュウジャーレッシャーに取って代わられ、足に追いやられてしまうデンライナーのシーンが長男は気に入ったらしく、「何で俺が足なんだよー!! 」としょっちゅう言っています。恐竜大決戦ではエンディング後のオチとしてトッキュウジャーが登場し、長男はそこからトッキュウジャーの映画が始まると思ったようで、終わりだというのに納得せずに泣き出してしまいました。今回はそのような形ではなかったので安心しました。

平成ライダー勝利のエンディングについては、普段花とか気にしてないじゃん…と思いました。

見ている側が「昭和ライダー」「平成ライダー」と分類するのは別にいいけど、作中で言うのはなんだかね、とはやはり思ってしまいます。昭和ライダーの最後の方、昭和じゃないし。