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低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

避妊薬の治験を経てのピル服用

※夫婦生活、避妊、月経の話題です。生々しい表現があります。苦手な方はご注意ください。

 

夫はある一点についてはとんでもないダブスタである。「これ以上子供は作らない」と言いながら、できてもしょうがないやり方をしたがる。要は、生で入れたがる、中で出したがるということだ。

私自身は、もう絶対に妊娠したくない。そしておそらく性欲があまり強くない。三大欲求と言うけれど、私の中では食欲・睡眠欲と比べて明らかに弱い。セックスしないのが一番の避妊法なのだから、それで済むならもうそれでいいやと思っている。しかし夫が喜ぶのならできる限り応じたいとも思っている。現在30代後半なので、妊娠する可能性は低くなっているだろうが、絶対にないとは言い切れない。

月経周期がある程度規則的ではあったので、所謂「安全日」を予測することはできるが、その通りに月経が来るとは限らない。月経後に「あの日が安全日だったのだ」と割り出すことはできても、事前に確実に把握することははできない。説明したのに「今日は大丈夫? 」といちいち聞かれるのが苦痛だった。聞かれるだけまだマシ、なのかもしれないが、できた場合に「大丈夫って言ったじゃん」とこちらの責任だと主張するためだろうと思ってしまう。

以前から、末子が幼稚園に入園して時間ができたら産婦人科で避妊の相談をしようかと思っていた。ただ、使える方法があるのだろうかと不安があった。

経産婦ならIUD(子宮内避妊器具)でしょ、と言う人がいるかもしれないが、私には合わなかったと言わざるを得ない。2回挿入したことがある。1回目は挿入から2〜3ヶ月後、月経時に大量の経血と共に出てきてしまった。3万円だったので、トラブルなく2年間保持できればひと月あたり1250円、だったのが3ヶ月では1ヶ月1万円。ショックは大きかった。しかしそう頻繁に失敗するものでもないだろうという楽観視の上、再度挿入した。今度は挿入中にもかかわらず、1年経たずに息子を授かった。

ホルモン付加タイプ(IUS)で、その作用で出血量が減るのあれば希望があるかもしれない。ピルはリスクが高いとされる年齢にさしかかってしまったのではないか。正直、お金があったら避妊手術を受けたいくらいだ。夫はパイプカットは不可逆だから怖いと言っていた。私は、予期せぬ悪影響が出るかもしれないというのは怖いが、不可逆であること自体は構わない。

治験の情報に触れたのはたまたまだった。ポイントサイトのアンケートで知った。膣内に挿入する、ホルモンを徐々に放出するリングで、約1ヶ月毎に自分で交換するものだという。手元にあれば自分で入れられる、という点に魅力を感じた。中学・高校から水泳をやっていて若い頃からタンポンには慣れているので、膣内に留置することへの不安はなかった。「興味がある」と回答したものの、対象年齢の上限だったため選ばれることはまずないだろうと思っていた。

電話が来たのは忘れた頃だったと思う。あと数ヶ月で対象年齢を超えてしまうという状況だったが、初回検査時点の年齢なのか、大丈夫とのこと。ただ、初回通院予定が8月、子供達の夏休み中ということで、少し面倒に感じてしまった。子供達が当初思っていたよりしっかりしてくれて、留守番していてもらえたのだけど。

「治験」についてのぼんやりしたイメージから頭に浮かんだのは、偽薬に当たったら大変なことになるのでは……ということ。しかしこれは非盲検の治験であり、偽薬は用いられないと説明を受けて納得できた。避妊薬はそうせざるを得ないのだろう。自己申告より体重があった(サバ読んだつもりはなかったが、長いこと測ってなかった)り、内診でポリープがあると指摘されたりしたけれども、この治験にあたっては健康上問題なしということで、参加できることになった。

悪阻のような体調不良を覚悟していたが、それはなかった。ただ、不規則に少量の出血が続き、月経周期が全く読めなくなった。出血量はだいぶ少なくなり、多い日にはいくつも消費していた夜用ナプキンを使わなくなった。リングが抜け落ちることもなく、実用化されたら是非使いたいと思った。

残念ながら、製薬会社の都合で途中で終わってしまったのだけど、私としてはとても良い経験ができたと思う。ピルやIUS等のホルモン剤への心理的な抵抗と言うか、自分が抱いていた偏見を改めることができた。本を読んで理解していたつもりだったが、どこかでやはり「そうは言ってもね……」みたいな思いがあったことを実感している。ホルモン剤であるインスリンにお世話になっている家族がいるというのに。 

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直接的なメリットとして、費用の負担なく婦人科の健診をひと通り受けられたというのは大変ありがたいことだ。通院ごとに負担軽減費もいただけた。治験薬は信頼に値するものと感じられたし、通院の度に妊娠検査の必要があったので、月経が予定通りにないからと、ひとりで悩んで不安に駆られるということもなく、気持ちが楽だった。

治験後の避妊方法としてはピルの服用を希望した。治験を受けた都内のクリニックにそのまま通っている。自費なのにわざわざ時間と交通費かけて通うってどうなの……という気がしないでもないが、近場で知り合いに合って「え? 4人目? 」とかワクテカ顔で言われることを考えたら楽だし安いものだ。通常の状態では月経での出血量が多いので、減らす効果があるというオーソM21というピルを処方してもらった。実際、消退出血は少なかった。年齢のことは、先生自身が50歳過ぎまで飲んでいたと仰るので気にしないことにした。最近、最高血圧の数値が怪しくなってきたので、体調に気を配りながら服用していきたい。