低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

「映画 プリキュアオールスターズ New Stage 2 こころのともだち」

 次女と「春休みになったら見に行こうね」と話していたので、早速見てきました。幼稚園は春休みだけど小学校は休みじゃないという時期に。長女はもう「プリキュアよりドラえもん」だそうなので、今回はいいかなと。

非常に個人的な感想は、大好きなかれんちゃん(キュアアクア)が台詞なしで残念…。「Splash Star」と「5 Go Go!」は全員台詞なしでした。ポップも登場してから暫く黙っていたので、台詞がないのかと思いました。サンシャインとムーンライトは大きな見せ場はあるものの、喋らないのね…。

エキサイトレビューの見出しで「いじめに立ち向かう」ようなことが書いてあったけど、(記事自体は未読でした。リンク → 前編後編)「いじめ」という感じじゃないなぁと思いながら見ていました。前作のあゆみちゃん同様、自分の気持ちを素直に表現できない妖精が、世界の危機を招いてしまいます。グレルは乱暴者っぽいけどいじめっ子という感じではないし、学校で浮いているようだけどいじめられっ子とも思えない。エンエンも引っ込み思案だが孤立している訳でも無視されている訳でもない(クラスメートに声を掛けられる場面があります)。勿論グレルがエンエンをいじめているとも思えませんでした。強いて言えば、影と、それに唆されたグレルのエンエンに対する態度が「いじめ」の構造に当て嵌まっているのかなぁ。

後悔する2人(2匹?)を「いいのよ」と励ます元・敵役のパッションとビートが素敵でした。「過ちを犯してもやり直せる」というメッセージが子供達の心に響いてくれればいいなぁと思います。

ブラック・ホワイトの活躍は楽しかったです。初代の「ふたりはプリキュア」を見た時、手足の動きが激しいところが(変身ヒロインものとしては)「すごい! 新しい! 」と思ったんです。オープニングでの足捌きや、腕をぐるんぐるん回しての決めポーズ。他のシリーズではおとなしい動きになっていたので、まさにこの2人ならではのアクションでした。

オールスターズは各本編終了後のストーリーではないと思うので、時系列を考えると仕方のないことなのでしょうが、学校の制服を着用しているシーンで、いつきちゃんが学ランなのは何だかなぁ…。本編最後でのワンピース着用は、ありのままの自分を受け入れて素直な気持ちを表現できたことの象徴のように思えるので、オールスターズでもワンピースで登場してほしいと願ってしまうのです。

最後列の中央部で見ていたので、鑑賞中に次女がふと後ろを向き、映写室の存在に気付いてしまいました。「何これ、反対になってる! おもしろ~い! 」とちょくちょく振り返っていました(笑)。ミラクルライトでの応援は今回も若干フライング気味だったかなぁ。帰宅後、即パンフレットに長男が落書きしてしまったことが悲しいです。