低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

石ノ森萬画館

仙台に一泊後、石巻市にある石ノ森萬画館へ行ってきました。夫の希望により。

ホームページには石巻駅から歩いて行ける距離とあったので、駅付近に駐車することに決めました。運転中、松島の美しい景色が見えましたが、子供達は眠っていました(通過直後に長女が目を覚ました)。

駅近くの市営駐車場、「30分150円、安っ! 」と夫。横浜人の感覚ですね(笑)。

萬画館までの道は「マンガロード」ということで、様々な作品のオブジェがありました。

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夫は長男と一緒に写真に写りたそうでしたが、長男は怖がって、硬い表情で夫にしがみついていました。「ウィザードとキングの先輩だよ? 」と言うと「えっ、キング? 」と一瞬明るくなったけど、よく知らないのは怖いようです。「大戦」シリーズの映画で見てるはずなんだけどね(パソコン覗き込んでくるので「怖いんだよね ?」と聞くと、「え~? かっこいいよ」と答える…写真は大丈夫なようです)。案内板があちこちにあったので、経路がわかりやすかったです。

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宇宙船みたいですね。

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遠くから見て、これってイナズマンだっけ? なんてカラーリングから適当なことを考えていましたが、石巻のご当地ヒーロー、シージェッター海斗でした。石ノ森先生の作品の没デザインを原案としているそうです。

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コインロッカーも色々なイラストで彩られています。

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思わず涙腺が緩む。

休憩スペースのベンチに誰かいるのかと思ったら…。

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やっぱり長男は怖がっていました。夫は隣に座って写真に納まりました。

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自販機も楽しいです。

2階の企画展示室では、サイボーグ009の特設展をやっていました。昨年公開された映画版の詳細や、アメコミ版と原作の比較などもありました。順路を回って出ると、「章太郎ワールドプロローグ」として3つの画面で映像が流れていました。そのうち1つが平成仮面ライダーシリーズだったので、長男は喜んでいました。企画展示室の周りを囲むように、様々な作品の常設展示があります。夫は体験アトラクション「仮面ライダーに変身!」をやっていました。薄暗かったり馴染みのない作品のオブジェが沢山あるしで、怖がりっぱなしの長男でした。ほとんどの展示が撮影禁止でした。

石巻に着いたのがお昼頃だったのですが、昼食を取らずにここまで見てしまいました。3階に喫茶スペースがあるので入ってみました。

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平日の14時頃だったからか、空いていました。

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曇りでしたが、良い眺めでした(自分、映り込んでますね…)。

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色々な場所にこっそりフィギュアがおかれているのが面白かったです。

外食の際にはあまりデザートは頼まない私ですが、シージェッター海斗の「閃鋼パフェ」には惹かれて、頼んでしまいました。

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クラッカーがソフトの陰に隠れてしまいました。イラストも薄かったけど。ラムネソフトとパイナップルが爽やかにマッチしていました。底の方にマンゴーソースも入っています。おいしかった!

あと、3階は「ライブラリー マルチメディア工房」として、石ノ森先生の作品に限らない多数のマンガと、幾つかの映像作品が楽しめたり、マンガやアニメ制作を体験できるコーナーがあります。娘達は、ライトテーブルの上での写し絵(トレース)を楽しんでいました。

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上が長女の、下が次女のです。「おうちに飾りたい」と言って、リビングの壁に貼っています。

私はじっくりマンガを読みたいところでしたが、長男が飽き気味で、相手をするのが難しくなってきました。ふと、映像ホールで上映している「シージェッター海斗 特別編」のチラシに目を留めて「かっこいい」と言うので、次の上映時間に見てみることにしました。

ほとんどの平成仮面ライダーを演じてきたスーツアクターの高岩成二さんと、「仮面ライダーカブト」の加賀美役でお馴染みの佐藤祐基君が出演、「仮面ライダーW」「キョウリュウジャー」のメインライターである三条陸さんが脚本を手がけたということで、私も期待していました。チラシに「二人の海斗が織りなす、絆の物語―」とあり、見ていて「高岩さんは劇中劇の『海斗』ということか」と思っていたら…面白かったです!! 15分ほどの作品なのですが、物足りなさもなく、すっきりまとまっています。ちなみに先日見に行ったキョウリュウジャー映画も短時間(約30分)ながら「端折っている感じ」がなく、物足りなさを感じませんでした。ストーリー構成の技量があるのでしょうね。夫に抱っこされていた長男は、おとなしく見ていたそうです。

感動した私は、グッズショップ「墨汁一滴」にてシージェッター海斗のTシャツを購入してしまいました。勿体なくてまだ着てません。夫は、会社の特撮好きな方々に配るためのお菓子を買っていました。2階の体験アトラクションに参加するためのプリペイドカード(500円)の残額を、このショップでも使えるというのは親切ですね。

とても楽しくて、思ったより長く時間を過ごしてしまいました。娘達も楽しんでいたと思います。言うほど特撮嫌いではなさそうだし。色々と怖がっていた長男も、数年後には「行ってみたい! 」と言うのかもしれません。