日本IDDMネットワークが主催するセミナーです。昨日参加してきました。10時30分からだったので、余裕を見て「仮面ライダー鎧武」視聴後に出発しました。
1ヶ月前には定員に達してしまったという話でしたが、少々空席がありました。体調を崩されてしまったのでしょうかね。
講師は大阪市立大学の広瀬正和先生。軽快なトークで最後まで楽しく聴くことができました。
カーボカウントというのは、炭水化物( carbohydrate )が食後、急激に血糖を上昇させるという点に着目して、その摂取量に応じてインスリン量を調節する方法です。我が家でも食事の量や内容に応じて若干の増減はさせています。朝晩は混合型インスリンなので極端に量を変えることはできません。おやつ前と休日の昼食前の超速効型インスリンは、思い切って増減させることができます。クリスマス・お正月を控えたこの時期に参加できて本当に良かったです。
私はこれまで、料理に含まれる炭水化物量を多めに見積もっていたことがわかりました。芋類も、重量のほとんどが炭水化物かと思っていました。カレールウには小麦粉入ってるし、じゃが芋使ってたら結構な炭水化物量でしょ、と思っていたのが大変な誤解でした。多めに打って、半量マンナンヒカリのご飯でカレー食べてたら低血糖になるはずだわ…。
アメリカでは炭水化物15gが1カーボとされていますが、日本では計算しやすいように炭水化物10gを1カーボとしています。アメリカ人は計算しづらくないのか、とずっと疑問でしたが、ロールパンがだいたい15gだからと聞いて納得しました。
カーボカウントの実践ということで、お昼のお弁当のカーボ量を見積もるという課題。
ご飯は160gくらいかなぁ、あとは煮物の調味料ぐらい? と7カーボと考えました。実際、ご飯は200gだったそうで、9カーボだったそうです。ご飯の量が発表された時、「えーっ! 」と声が上がっていたので、同じように考えた方が多かったのでしょうか。いずれは次女も一緒にこのセミナーに参加したいと思っていますが、このお弁当はもう少し成長しないと難しいかな。今の次女(5歳)では、梅干付近を除いたご飯だけ食べて「ごちそうさま」になりそうです。
午後の部も「みなさん、こんにちは。大阪市立大学の…」という挨拶から始まり、笑いが起こっていました。
食前に高血糖だった場合、食事から算出されるインスリン量に追加して、血糖値を目標の値(正常範囲内)に補正するためのインスリンも打たなければなりません。ここで必要になるインスリン1単位で下がる血糖値、すなわちインスリン効果値というものを、どうやって測定するのかと思っていたんです。注射から時間をおいて、ある程度高血糖の時に1単位打って更に結構な時間待たなければいけないのか。それならかなりの長時間何も食べられないということで、子供にとってはめちゃめちゃ辛いことなのではないかと思っていました。しかし、それはしなくていいのだそうです。平均値でやってみて、そこからゆっくり調整していけばいいのだと。これを聞いて、次女にとってもハードルがぐんと下がったように思えました。
計算問題を幾つか解いて、15時からの休憩を挟み、インスリンポンプセミナーに。ポンプについては、通っている病院でも夏に、主治医の先生によるセミナーがありました。それは「今までは使ってなかったけどこれから導入するよ! 」という意味合いのものだったので、今回実際に使用している方の声や、広瀬先生が担当された患者さんのことなど聞けて、大変良い経験になりました。ポンプは使わせてみたいのですが、小さい子の場合は注射から切り替えるのに入院して様子を見る必要があり、本人が入院は絶対嫌だと言っているので。高学年になったら通院で切り替えられるので、大きくなってから自分で決めれば良いと思っています。
最後に紹介された、食品のカーボ量が載っているというカーボフラッシュカードは欲しいと思い、注文中です。
- 作者: 大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学教室,大阪市立大学医学部附属病院栄養部
- 出版社/メーカー: 医薬ジャーナル社
- 発売日: 2007/09
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セミナーと関係ないですが、帰りに東京駅で見たなまはげ。3mの高さだそうです。
東京駅はJRの乗り換えでの利用だというのに、これを見ようと一旦改札外に出てしまいました。130円(神田~東京)の贅沢…。