今までブクマやスターを付けることは避けてきたブログでした。
「足が腐っても構わない」なんて簡単に言ってほしくないな。そこに至るまで神経障害、腎症を経るから大変だと思うよ。
「体がどうなろうと、好きなものを好きなように食べていきたい」という気持ちで、気軽に表現されたのでしょう。私もそれぐらい思うことはあります。やたら辛いカレーとかカップ麺とか食べる時。
でも、「足が腐る(壊疽)」まで糖尿病を進行させるってよっぽどですよ。糖尿病になりました、足が腐りました、切り落としましょう。じゃ、ない。
id:syudousikiさんもご自身の経験を述べていらっしゃいますが、初期だって「血糖値測ってみたら高い」だけじゃない。筋肉にブドウ糖取り込めないから疲れやすくなる。そのために痩せてしまう(やつれる)人もいる。血中のブドウ糖を排出するために尿量が増える、だから喉が渇く。高血糖だと精神的にも不安定になると思う。次女は明らかに、些細なことでも感情を抑制できない、という感じで泣く。
高血糖状態が続くと血管に影響が出てきて、目に網膜症、手足に神経障害、そして腎症が起こる。壊疽まで進行するのはその後。
正直、齊藤さん(id:netcraft)の記事を読んで、「こういう人がいるから糖尿病患者が総じて不摂生だと思われるんだよ! 」という気持ちでした。電車で移動中でしたが、舌打ちぐらいはしたかもしれません。
糖尿病の症状については、平山瑞穂先生の「シュガーな俺」という小説がわかりやすいと思います。
文庫もあります。
主人公は既婚男性なのですが、「やけになって浮気しようとしたが役に立たなかった」という描写もありますから、男性の方にはどのように感じられるのだろうかと思います。夫は多分読んでいません。
とは言え私は、次女の発病がわかった時には、自分も今から不摂生な生活をして糖尿病になってしまおうかと思っていました。インスリン注射が必要な程度に重い2型糖尿病に。未必の故意じゃなくて故意。代わってやることはできないけど、高血糖の辛さや注射の苦労を共有することはできると思ったのです。すぐに冷静になりましたけどね。自分が入院しては家族が大変だろうし、「遺伝」「家系」と思われてしまうことでの弊害も想像できるし。
他所のご夫婦の離婚については割とどうでもいいです。片方の言い分のみを聞いて何か言及する気にはなりません。