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低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

「Hello,world」

プリンセスGOLD2014年1月号に掲載されている、山田圭子先生の読み切りです。1型糖尿病の少年が主人公だと聞き、興味を持ちました。近所の本屋にあったので購入することができました。

昔、秋田書店の「ひとみ」を購読していたもので、青池保子先生、市東亮子先生など、お名前だけは存じていました。変わらずご活躍中なのですね。 

裏表紙がこちら。

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右下の野球少年が主人公の海(かい)。ピッチャーとして活躍していましたが、発病し、血糖コントロールが上手くいかず、しょっちゅう倒れるということでレギュラーを外されたようです。

キャッチャーのマユ(真百合、女の子です)は、海と喧嘩ばかりしている仲でしたが、発病してからは関係性が変わってしまいます。率先して海の世話をするマユを、海は「人形」「奴隷」と表現します。

病気に縛られていると感じて勝手に注射を止め、自由になった気分も束の間、すぐに高血糖の症状を感じることになります。マユが変わった理由を聞いて、マユを好きだという自分の気持ちに気付きます。

帰宅後、昏睡を起こして病院に運ばれ、意識が回復して主治医に食って掛かります。野球を諦めた、いろんなことを我慢しなきゃいけない…。しかし、主治医も子供の頃は重病で、長くは生きられないと言われていたのでした。医学の進歩によって治るようになった、これからも進歩は続くが失った時間は取り戻せないのだと、手術痕を見せて諭す主治医の言葉に、海は大切な人の顔を思い浮かべます。

「病気はついで」と考えられるようになり、前向きで爽やかな、希望を感じる結末でした。

かわいい絵で読みやすく、スポーツと恋愛のバランスがとても良かったし、症状や血糖測定と注射の様子、患児が困っていること、親が心配なこと、知らない人から言われがちなこと等、しっかり詰め込まれていて濃密な64ページでした。面白かったです。山田先生の更なる活躍を心から願って、締め切りまであと数日ですが、しっかりアンケートを出したいと思います。

次女が労せず漫画を読めるようになるまで、綺麗に取っておきたいですね。長女には明日にでも読ませてみます。