ちょっと嫌な思いをしたので、ぼかしながら書く。犯罪とかではなく、私法上のトラブルに該当しそうなことだ。ぼかすと言っても何の話だかわからないというレベルなのかバレバレなのか、受け手による感じになるだろうと思う。
一応、経験したことのある仕事なのだが、一般的なそれと比べて特殊な部分があった。 まず、利用者に対して細かい指示を出す。自分が利用者だったら、「そこまでする必要ある?」と思うだろう。
そして、利用者からの預かり物を「使用することがある」。その点、説明にあったが、「やむを得ない場合に限り」1日に一度あるかどうかという頻度で行うものと思っていた。しかし、簡単に行うのである。何度もその作業を指示された。自分が利用者だったら、「じゃあ結構です、他を探します」と絶対に言う。実際、難色を示す人もいたが、説得したり代替案を提示したりしているようだった。ここが、プライバシーにも関わるし、先に述べた私法上のトラブルというか、普通に考えて「利用者が他者と結んでいる契約」に違反すると思われることだ。
時間的にその作業に着手する少し前、現場に出ている経営者から「次回から仲介業者を通さずに直接契約(労働)しないか」と持ちかけられていた。それは仲介業者の規定には違反しないし、寧ろ推奨されているそうだ。「本当に不定期で構わないなら、いいですよ」と言った。休日全てバイトしている訳ではないし、バイトは内容を見て選んでいる。既に登録している会社も複数あり、業務委託を受ける場合もある。やったことある仕事だからいいけど、ここが第一優先にはならないだろうなとは思った。
更にそれに先立ち、「普段は何をしているのか」と聞かれていた。あまり自分についての情報を開示したくないので「デスクワーク」と答えた。「パソコンとか?」と聞かれたので「パソコンとか紙とか…」と変な答えをしてしまったのだが、一般事務とかホワイトカラーとかいうようなイメージを持たれたのだと思う。というのは、作業中に指示に対して「かしこまりました」と返していたら、「言葉遣いがいい。いい暮らししてるんだろうな」と言われたからである。どこがだよ、ただの接客用語だろうが。ここで相手への好感度は下がりつつあった。
次回から直接契約、という言質を取ったからか、指示が厳しくなってきた。その他、利用者からの預かり物を「使用」する際、使い慣れた私物と同一ではないので手元が覚束ないのを「ほんとに使ったことある?」と煽るように言われたのは本当に腹立たしかった。そこまでユニバーサルデザインじゃないと思うんだが、好きな人は「どの機種も一緒」ぐらいの感覚なんですかね?
極めつけは、「マスクを外せ」と言われたことである(外ではマスク着用する派です)。声が小さいと注意されたので口の動きが確認できるようにという趣旨だったと思われるが、これはもしかしたら相手は後悔したかもしれない。その後、納得できない指示に対して、自分があからさまに嫌な顔をしていることが自分でわかったので。その後言い方が少し優しくなり、励ましモードのようだった。こちらは、もう次回はないなと思っている。連絡先教えた上で放置かはっきり断るか、どちらが精神的に楽かと考えていた。
同じ仲介業者経由で働く人がもう1人いて、その人も大体私が思っているようなことを言っていた。ただしその人は持ち物が一点不足していたせいか、預かり物を使用する作業は指示されていなかった。同情の言葉を貰った。
勤務終了少し前に経営者が来て「連絡先を…」と言ってきたが、断った。内心怯えていたが「1日やってみて、難しいと思った」で通った。「じゃあしょうがない、はっきり言ってくれて助かる」と言われたので、連絡先教えた上で音沙汰なしという人がこれまでにいたのかもしれない。 普通に勤務終了したし、悪い評価は付けられなかった。こちらからは長めのレビューを書いている。その勤務先の募集状況が見られなくなったので、ブロックされたようである。