低い声で呟く

横浜市内在住、オタクな3児の母によるブログです。

モノの買い時

「いつ買うか? 今でしょ! 」というトヨタのCM、私は元ネタの予備校のCMの方を知らなくて、林先生という人も本物の講師の方だと思っていませんでした。CMの内容は台本に基づいて言っているのでしょうが、「接続詞関係ないだろが」と見る度に毒づいています。「私達、主婦で、ママで、女です」「トヨタ3年分下さい」と同じくらい腹立つ(※個人の感想です)。全部トヨタ車じゃないか。トヨタ車(パッソ)乗ってるくせに。

売る側から見て「需要を掘り起こす」という営業の仕方、対応するのが非常に面倒です。今は丁度「消費税が上がる前に」と住宅とか車とか、金額の大きいものを買わせようという宣伝や、「今、買っておいたほうがいいのかな」という周囲の人の困惑に触れるたびにうんざりしてしまう。必要だと思ったら買えばいいのです。「今」必要だと思えば「今」買えばいいのです。「今」は必要ないけど買っておく? 買った途端に資産価値は減少するよ? 

私が小学生の時に、実家でテレビを買い替えたついでに、父曰く「あった方がいいかと思って」とビデオデッキも買っていたのですが、親は全く使っていませんでした。最初2年ぐらいは誰も使わずに放置していたと思います。その後、必要を感じた私が説明書を読んで使い始め、妹達にも教えました。使わなかった2年の間に価格は下がっただろうし、もう少し便利な新機種が出ていたかもしれない。勿体ない話とは感じますが、抱き合わせ販売とか、営業トークに乗せられたとか、何か理由はあったのでしょう。

現在の我が家の車も似たようなものです。必要性を感じていなかったものの、営業マンである義弟の説得に根負けして買ったようなものです。購入時、夫は免許取りたて、私はペーパードライバーでした。これもまた最初の2年くらい、夫が週末に運転するのみという使い方をしていました。車で出掛ける必要がないのに、バッテリーを維持するために週に一度くらいエンジン掛けろとか言われて、なんと馬鹿馬鹿しいことかと感じたものです。しかも当時は残業代が結構出ていたものの、数年後には殆ど付かなくなり、とても厳しい時期があったので維持費が本当にきつかったです。「先のことをもっと考えろ!」と、購入時の私(反対だったが、夫・義弟・義母のタッグに折れた)に言ってやりたいです。

このような過去を反芻しつつ、脱水が甘い洗濯機の買い替え時を考慮中です。晴天が続くと「まだまだいける! 」と思うものの、悪天候が続くと「もう駄目かも」と。一昨日の雨・昨日の雪で、「今でしょ! 」が聞こえてくるような気が…。